2008年9月18日木曜日

Metallica / Death Magnetic

■リック・ルービンのプロデュースによる待望の新譜。ひさびさにフラゲとかしちゃったよ。

■第一印象としては、「ジャスティスみたい」。が、何度か聞いているとジャスティスまでのスラッシュ路線、ブラックアルバム~ReLoadのメロディアスなロック、さらには前作St.Angerの髣髴させる部分と、ある種これまでの集大成的なニュアンスも感じられる。

■ともあれやはり個人的に嬉しいのは、「ジャスティス的な曲が現在の音圧で奏でられている」という点。マスターとかジャスティスとか、キラーチューン満載なんだけどいかんせん今の感覚でいうと音が軽いのよね。

■もう一点嬉しいのがカークのギターソロが復活してること。前作St.Anger制作に密着したドキュメンタリー映画『メタリカ 真実の瞬間』の中で印象的な場面のひとつとして、ラーズから「ギターソロってもう古くね?」と言われてあの温厚なカークがブチ切れる(でも結局アルバムにはソロは一切入らなかった)ところだったわけだけど、今回は一曲目から「あのソロ」が戻ってきている。もう笑っちゃうくらいまんまなの。ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのデビューシングルにおけるスラッシュのソロ以来の衝撃といえる「まんま」ぶりで、ファンなら笑うしかないと思います。

■あと、アートワークも滅茶苦茶凝ってるのでこれは配信とかじゃなくてCDで持っておきたいところ。てな感じで最近はもうこればっかだね。

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